レオパが片目を瞑ったまま開かないので心配に感じているのではないでしょうか。片目を閉じている場合は以下のケースが考えられます。
明かりがまぶしい為、瞼を閉じているケース
レオパは夜行性の生き物なので部屋が明るいとまぶしく感じます。片目を閉じる事により、一方の目でまぶしさを防ぎ、もう一方の目で状況確認をしているのでしょう。いくらまぶしいからと言って両目を閉じてしまうと状況判断が出来なくなるので片目のみを閉じるようにしているのだと思われます。
目の部分が脱皮不全のケース
目の部分(瞼の中)に脱皮の皮が残っている場合は、開きません。この場合、瞼の間に白い皮が残っているのでピンセットなどで残っている皮をやさしく取り除いてあげましょう。温浴をさせて、そのお湯で目の周りをふやかしてあげた後に取り除いてあげたほうが良いでしょう。それでも残皮が取れない場合は動物病院で獣医に取り除いてもらいます。
目の脱皮不全だった場合、そのまま放っておくと結膜炎、白内障、ひどいと失明になってしまうおそれがあるので早めに対処してあげて下さい。
ビタミンA不足のケース
ビタミンAが不足している事により、目の周りが腫れっぽくなって目が開かないという事も考えられます。対処法としてはビタミンAの入ったビタミン剤をエサに混ぜて与える事です。
また、日頃からエサにビタミン剤を混ぜていないとビタミンA不足になってしまうのでガットローディング、ダスティングをしたエサを与えてあげましょう。
乾燥によるケース
エアコンなどの風で空気が乾燥しているとケージ内の湿度が低下しますので成体の目も乾燥しやすくなっており、目を細めたり、目を瞑ったりします。特に冬場は湿度が低いので要注意です。ケージ内に霧吹きを行うかウェットシェルターに水を入れてあげましょう。
口腔内感染症によるケース
細菌が口腔内から目に移行してしまって目が開けられなくなっているケースです。この場合、動物病院で診てもらってください。
飼育環境が衛生面的に悪い場合、細菌感染の原因となりやすいので日ごろから飼育環境を清潔に保つ努力が必要です。